私たちは、一昨年度実施の震災+design、今年度実施の住宅の耐震化+designなど、
震災関連の課題を解決するプロジェクトを実施してきました。

今回の東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様に対して、何か貢献することが
できないかと検討を重ねた結果、支援プロジェクトの第一弾として、

みんなのスキルを共有できる「できますゼッケン」プロジェクト を実施します。
http://issueplusdesign.jp/dekimasu
これから被災地に多くの方がボランティアとして参加するでしょう。
一方、阪神淡路大震災の際には、各避難所でボランティアと住民、ボランティア同
士、住民同士のトラブルが多発しました。この問題を解消するために、ボランティアの力を最大
限活用し、被災者同士の助け合い行動を生むために、「自分ができること」の宣言を促すツールです。

東北地方で被災し、かつての私たちと同じように避難生活を送っている方々のため
に、少しでも力になれることを祈っております。

本プロジェクトでは、このツールの普及を支援してくれるスタッフを随時募集しております。
このツールのことを、現地に赴くボランティア、専門家、ジャーナリストの方などに是非、お知らせ下さい。
関心を寄せていただけそうな方にメールを展開してください。
ご自由にダウンロードして、出力して被災地に届けて下さい。
皆さんのご参加、ご協力をお待ちしております。

issue+design実行委員会/「デザイン都市・神戸」推進会議
メンバー一同

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★できますゼッケンとは★

それは、被災地や避難所で、ボランティアスタッフや被災された方々が自分にできることを表明するゼッケン。
プロフェッショナルな技能から生活に必要な知恵まで、相互で共有し、助け合うためのツールです。
分野別に、「医療・介護」「ことば」「生活支援」「専門技能」4種類のゼッケンを用意しました。
一昨年の震災+designより生まれた「スキル共有カード」というアイデアの発展版です。

1. 「できますゼッケン」と使い方マニュアルのPDFデータをダウンロードし、A4の紙に印刷してください。
ゼッケンはボランティアだけでなく被災者で動ける方々にも使っていただきたいので、多めに印刷してください。

2. 避難所で生活する方々を支援するために、自分ができることを考えてみてください。特別な技能である必要はありません。
自分が得意なこと、役に立ちそうなことで構いません。

3. 該当する色(赤=医療・介護、青=ことば、緑=生活支援、黄=専門技能)のゼッケンに、
「自分ができること」と「自分の名前(ニックネーム)」を記入してください。

4. 記入したゼッケンを、周りの方々と協力しながら背中にガムテープで貼ってください。

5. 避難所の他のボランティアや被災者の皆さんにも記入して使ってもらえるよう、お声をかけてみてください。
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